実印とは、法律上、その人の権利、義務が生じる「印」で、一人一個に限り役所に登録します。土地、家屋の登記、自動車等高額の物品購入など重要な事のみに使用し、乱用は禁物です。戸籍上の氏名を入れるのが一般的です。
銀行印とは、流動資産、すなわち銀行関係、郵便貯金など金銭関係に使用する「印」で財運を象徴します。稀に実印と兼用される方がありますが、運用財産を持たない「収入だけの支出をし、蓄財できない」と言われています。
京都インバンで使用しているのは、最良質といわれる鹿児島県産の柘植の原木から作った「薩摩本柘」のみです。本柘は柘の木から作る素材で、成長が遅く目がしっかり詰まっていて非常に硬いのが特徴です。
タイ・ミャンマー・インドなどに生息する水牛の角を材料に用います。やわらかいけれど、粘り強く、欠けにくい特質を持っています。 京都インバンでは全て芯持ちを使用しています。
自然の模様を有する陸牛の素材です。染色加工をしない素材なので、同じ模様の物は存在しません。黒水牛では物足りない方にお勧めです。加工をしていないので、粘り強く磨減度が少なく、実用性の高い素材です。柄の入っていない「純白オランダ」はあまり取れず、貴重な素材です。
京都インバンでは全て芯持ちを使用しています。
鉄よりも硬く、ステンレスより優れた耐触性を持つ究極の金属“チタン”。チタンは印刀で彫ることが出来ない為に機械彫刻になりますが、技能士が文字を作りますので同じ物が2つ出来ることはありません。
宝石印は印刀で彫ることができない為に機械彫りになりますが、技能士が文字を作りますので同じ物が2つ出来ることはありません。
60ミリ×13.5ミリ丸(女性用)
60ミリ×15.0ミリ丸(男性用・標準)
60ミリ×16.5ミリ丸(大き目)
60ミリ×12.0ミリ丸(男性用・女性用)
60ミリ×13.5ミリ丸(大き目)
60ミリ×10.5ミリ丸
重厚感があり、均整のとれたもっとも印鑑に適した字といえます。京印章では篆書を使用します。
篆書体は、大篆と小篆があり、大篆は西周の大史籀が作ったとされています。石に刻った最も古い文字です。
小篆は秦の始皇帝が天下統一を成し遂げた後、文字の統一を図り、籀文をもとにして均整のとれた美しい文字を作りました。これが小篆(秦篆)です。
男女共に人気の書体です。古印体は、印章彫刻用に作られた日本発祥の書体です。今から1500~2000年ほど前に中国文化が日本に伝わった時代に印章の技術も伝えられました。その技術をわが国独自のものとして発展させ、印章の形や書体も独自のものが作られました。そこで作られた書体が日本古印といわれる、古印体の基となっているものです。その後、多くの工夫がなされ現在の古印体となっています。
女性に人気の書体です。隷書体は、秦の始皇帝が天下を統一した頃、テイパクが作ったとされている文字です。罪人であったテイパクは、投獄されていた獄中で十年間かかり、3千文字作ったとされています。始皇帝はテイパクの功績を称え、釈放したそうです。
女性向けの書体です。文字によっては読みづらい事もあります。行書体は、後漢の時代の、劉徳昇により考案されました。それまで使われていた楷書体は、正しく書くには能率的でなく、草書体は能率的に書けますが、読みにくいということがあり、楷書と草書体の中間の文字を考案したのが始まりです。